住宅設備リースって安い!?
公開日:
住宅リフォーム
最近、住宅設備機器がリースで借りられるようになってきました。
たとえば、ガスコンロ、ミストサウナはTVCMでも流れていたので記憶にある人もいるのではないでしょうか。
他にも、ガスオーブン、レンジフード、浴室暖房乾燥機や 蓄電池などもリースできるようになりました。
で、これらメーカーさんはリフォーム会社に自社製品を売り込みに来る場合、
「初期費用が抑えられます!お金がない人でも気軽に始められます!お勧めです!」
といったかんじで商品説明をします。
「月々たったの○○○○円で、こんなモノが使えるんですよー」といった具合です。
しかし、これはリース取引なのですから、
1)解約不能(ノンキャンセラブル)
リース期間の中途で当該契約を解除することができない。
または、法的形式上は解約可能でも、解約時に相当の違約金を支払う等
事実上解約不能な取引
2)フルペイアウト
リース物件を自己所有するとすれば得られると期待される
全ての経済的利益を享受できる。
リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担すること。
という2つの条件をすべて満たす取引なのです。
ですので、リースしたい設備機器のカタログの、
細かーい字で書かれた中途解約と違約金についてはしっかりチェックしましょう。
たとえば、 「月々○○○○円で、こんなモノが使えるんですよー」
「でもね、10年間中途解約できないからねー
中途解約したら違約金として残額を支払ってねー」
と書いてあったりするのではないでしょうか?
今日、私がメーカーからお勧めされた某商品は、
「月々2900円です!」と言われましたが、
上記条件と、他に付帯する条件を足し合わせたら、
結局、総額40万円ほどになるのが分かりました。
リース契約が開始されれば、
1か月で解約しても、40万円ほど支払わなければいけないのです。
ここらへんのこともしっかりと考えて、
リース取引をするのかどうか検討しましょう。
解約時にビックリして、 「騙されたー」といったところで、
それは、自分が無知だったからですよ、といわれて終わりです。
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